借地権・底地権買取業者おすすめ15選!選び方をはじめ査定から売却までの流れも解説

借地権・底地権の買取におすすめの業者

「固定資産税が高くて地代収入が残らないし、管理も大変なので、底地権を売ってしまいたい」
「親から相続した実家が借地権付きの戸建てで、どう処分したらいいかわからない」

上記のようなお悩みを抱えている地主さん(底地権者)や借地権者さん(借地権者)は少なくありません。

借地権や底地権を買取業者に売却したいと考えているものの、「対応してくれる買取業者がなかなか見つからない」と悩む人も多いでしょう。

借地権とは…

地代を払って土地を借り、借りた土地の上に建物を建てる権利。借地権をもつ人は「借地権者」。「借地人」などともいう。借地権を手放したい場合は「建物を解体し更地にして底地権者に返却する」のが一般的ではあるものの、売却も可能。ただし借地権を譲渡する場合には、底地権者の承諾が必要。

底地権とは…

「第三者に貸して地代を得ている土地」の所有権。底地権をもつ人は「底地権者」。「底地人」「借地権設定者」「地主」などともいう。底地権者は土地の自己使用はできない。

それもそのはず、借地権や底地権の売却は権利関係が難しく不動産としての価値も低いため、通常の戸建てや土地に比べ、買取に応じる業者が少ないからです。

しかしよく探すと、借地権・底地権を積極的に買取している業者もあります。

この記事では借地権・底地権買取におすすめの業者を厳選ピックアップ。

さらには、「おすすめの借地権・底地権買取業者」や「買取業者を利用する際に知っておきたい注意点」についても徹底解説。

最後まで読んでいただければ、「難しい」と悩んでいた借地権・底地権の売却について、展望が開けるはずです。

目次

借地権・底地権買取業者の選び方のポイント

借地権・底地権買取業者の選び方のポイント

借地権・底地権買取業者を選ぶ際のポイントを5つ紹介します。

  • 借地権・底地権の買取実績が豊富か
  • 買取完了までの期間が短いか
  • 専門家(弁護士・税理士など)と連携しているか
  • 口コミ評価が高いか
  • スタッフの対応がよいか

借地権・底地権の買取実績が豊富か

まずは「借地権・底地権の買取実績が豊富か」をチェックしましょう。

借地権(借地権付き建物)や底地権(借地権付きの土地)については、積極的に対応してくれない不動産会社も多いからですね。

買取業者が少ない理由は、借地権・底地権に以下のような特徴があるからです。

  • 不動産としての価値が低い
  • 権利関係が複雑でトラブルを抱えていることも多い

そのため「底地を買います!」と謳っている業者でも、実際に相談してみると消極的だったり、査定金額が低かったりします。

一方借地権・底地権を専門としている買取業者であれば、専門知識をもってスムーズに対応してくれるでしょう。

専門業者なら「共有名義不動産など権利関係のトラブル」「底地権者と借地権者の意見相違」などのトラブルにも、迅速・適切な対応ができるはずです。

また借地権・底地権を多く取り扱っている買取業者は、底地や借地権の「適正価格」を理解しているため、知識のない業者よりも高値で買い取ってくれる可能性があります。

「サポート面・安心感」や「価格面」でのメリットが大きいので、借地権や底地を買い取ってほしい人は、実績重視で専門の買取業者を選びましょう。

依頼先の候補を探す場合は、公式サイトなどで買取実績をチェックしてください。

買取完了までの期間が短いか

借地権・底地権買取業者を選ぶ際には、「買取完了までの期間が短いか」も重要なポイントとなります。

「できるだけ早く問題を解決して、スッキリしたい」「早く底地・借地権を現金化したい」という人も多いからですね。

「とくに急いでいない」という場合でも、「質問への回答」や「書類の準備」が遅いとイライラしてしまうこともあります。

ストレスが少ない状態で買取してもらうために、迅速に対応してくれる業者を選びましょう。

「問い合わせ時のレスポンス速度」や「最短で買取完了までに何日かかるか」をチェックしてみてください。

専門家(弁護士・税理士など)と連携しているか

弁護士・税理士などの専門家と連携しているかどうかも、借地権・底地権買取業者を選ぶ際のポイントです。

底地権・借地権の取り扱いについては、高度な法的知識が必要だからですね。

相続に際して借地権や底地権の扱いに悩んでいる場合には、税金面のサポートも必要となるでしょう。

また借地権・底地権を巡っては、底地権者・借地権者間のトラブルだけではなく、「借地権・底地権の相続人同士」でトラブルになることもあります。

トラブル解決のためにも、法律の知識は欠かせません。

トラブルを予防・解決しながら安心して借地権・底地権の買取を進めたい人は、専門家と連携している業者を選びましょう。

口コミ評価が高いか

ネット上の口コミで高評価を得ているかどうかも、業者選びのポイントです。

実際に使用した人からの評価がわかると、安心して利用できます。

買取業者の中には、査定額が高くても対応が悪かったり、安い価格で強引に買い取ったりする業者もいます。

そのため口コミをチェックしておかないと、業者とのトラブルに巻き込まれたり、損をしたりする可能性があるのですね。

ただ口コミの中には「虚偽・おおげさな内容」や「利用時からかなり時間が経っていて参考にならないもの」も含まれています。

口コミのすべてを信じることはできませんが、参考としてチェックはしておきましょう。

スタッフの対応がよいか

担当者の対応がよいことも、借地権・底地権買取業者選びの大切なポイントです。

担当者の態度などから、「悪質な業者」「対応に問題のある業者」を見抜ける可能性もあるからですね。

例えば「査定金額の根拠を説明してくれない」といった業者は、いい加減な査定をしている可能性があります。

また悪質ではなくても「社会人としてだらしない態度である」「質問への返答が遅い」などの場合は、難しい借地権・底地権の取引を安心して任せられません。

「質問への回答があいまい」という場合は、借地権・底地権関連の知識が浅いことも考えられます。

「問い合わせ時の電話対応」や「訪問調査してくれた担当者の様子」をチェックし、業者が信頼できそうか判断しましょう。

借地権・底地権買取業者おすすめ15選

おすすめの借地権・底地権買取業者15社を紹介します。

  • 株式会社AlbaLink(訳あり物件買取プロ)
  • 株式会社クランピーリアルエステート
  • 株式会社フレキシブル
  • 株式会社中央プロパティー
  • 株式会社サンセイランディック
  • 株式会社チェスター
  • 株式会社マーキュリー
  • 株式会社コーワ
  • 株式会社ディア・エージェンシー
  • アイティエステート株式会社
  • 株式会社あすか地所
  • 株式会社住工房エルバ
  • 東京都市開発株式会社
  • 株式会社ジャパンケルモ
  • 新生都市開発株式会社

借地権・底地権の買取ならまず株式会社AlbaLink運営の「訳あり物件買取プロ」

借地権・底地権の買取なら、まずは株式会社AlbaLink運営の「訳あり物件買取プロ」をおすすめします。

訳あり物件買取プロには以下のようなメリットがあるからです。

  • 「借地権」「底地」「共有名義不動産」などの訳あり物件を豊富に扱っている(年間相談件数5,000件以上)
  • 最短3日で買取完了
  • 弁護士などの専門家と連携
  • 口コミ評価が高い

AlbaLinkには買い取った借地権・底地権を活用するためのノウハウやネットワークがあるので、高値で買取可能です。

他社で断られた借地権・底地権についても相談できます。

安心して借地権・底地を売りたい人は、まず株式会社AlbaLinkの訳あり物件買取プロに相談してください。

訳あり物件買取プロを確認する

共有名義の借地権・底地権を売るなら「株式会社クランピーリアルエステート」

共有名義になっている借地権・底地を売りたいなら、「株式会社クランピーリアルエステート」に相談することをおすすめします。

クランピーリアルエステートは共有名義不動産に強いからですね。

クランピーリアルエステートの代表は、共有名義不動産に関する本も書いています。

年間に取り扱っている相談件数3,000以上で、全国1,500以上の士業事務所と連携しているため、権利関係の難しい不動産についても安心して依頼できます。

電話・メールのほかLINEでも相談可能なので、気軽に問い合わせしてみたい人にもおすすめです。

クランピーリアルエステートを確認する

スピード重視なら「株式会社フレキシブル」

買取・現金化までのスピードを重視するなら、株式会社フレキシブルをおすすめします。

フレキシブルは10億円までなら査定翌日の決済が可能だからです。

不動産取引では「契約時に手付金を払い、後日引き渡し時に残額を決済」というスタイルが多いものの、フレキシブルは契約時に全額支払ってくれます。

また買取した物件は原則して転売せずに自社保有・自社運用するため、転売前提の会社とは違った査定結果が出ることも期待できます。

買取・保有実績は過去10年間で100棟以上です。

借地権・底地権を早く現金化したいなら、株式会社フレキシブルを売却先の候補に加えてみてください。

フレキシブルを確認する

高い価格での売却を目指すなら「株式会社中央プロパティー」

借地権・借地権を高く売りたい場合には、センチュリー21グループの「株式会社株式会社中央プロパティー」がおすすめです。

中央プロパティーでは、不動産の売却にあたり、海外も含めた投資家が入札する「ポスティングシステム」を導入しているからですね。

投資家が競い合うため、価格が上がりやすくなります。

正確には「買取」ではなく「仲介」なのですが、底地・借地権に強いためおすすめ業者として紹介します。

また弁護士や司法書士と連携していて安心。

全国対応可能ですがメインは一都三県なので、「買取にこだわらず、首都圏エリアの借地権・底地権を高く売りたい」という人におすすめします。

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底地を手放すべきか迷っているなら「株式会社サンセイランディック」

サンセイランディックは1976年創業で、年間査定件数2,000件以上を誇る「底地・古アパート・借地権の専門業者」です。

底地を手放すべきか迷っているなら「株式会社サンセイランディック」をおすすめします。

サンセイランディックなら「底地の管理代行」など、買取だけではない選択肢も提示できるからです。

また借地権の買取実績や交渉実績もあり、借地権者の人も安心して依頼できます。

底地・借地権ともに最短3日で査定可能で、現況のまま引き渡しができるのもメリット。

「処分方法を決めかねている」という人にも、「スピーディーな買取を希望している」という人にもおすすめできます。

サンセイランディックを確認する

底地・借地権の相続で困っているなら「株式会社チェスター」

底地・借地権の相続で困っているなら、株式会社チェスターがおすすめです。

株式会社チェスターは税理士法人のグループ企業であり、相続時の節税を考慮した提案ができるからですね。

「外部の専門家と連携している」のではなく、自社グループ内に専門家を抱えているのがチェスターの強みです。

借地権・底地権の相続や売却に際し相続人間で揉めている場合にも、専門家の立場から解決策を提案してくれる安心感があります。

売却・購入を含めた取り扱い金額は年間100億円以上で、実績も豊富。

買取のほか仲介もできるので、売却方法に悩んでいる人にもおすすめです。

チェスターを確認する

一都三県の底地権・借地権を高く売りたいなら「株式会社マーキュリー」

株式会社マーキュリーはセンチュリー21のグループ企業で、問い合わせ件数年間1,000件以上の実績がある借地権・底地権買取業者です。

買取実績を見ていますと、とくに借地権の買取実績が多くなっています。

一都三県の底地権・借地権を高く売りたいなら「株式会社マーキュリー」をおすすめします。

マーキュリーでは「借地権や底地の価値を高める売り方」を的確に検討してくれる買取業者だからです。

「どのように売り、どのように借地権者・底地権者と交渉すれば、利益が多くなるのか」としっかり考えてくれるのですね。

また共同持分になっている借地権や底地権についても対応できます。

的確で丁寧な対応を求めるなら、一度マーキュリーにコンタクトをとってみてはいかがでしょうか。

マーキュリーを確認する

横浜・川崎の底地買取なら「株式会社コーワ」

株式会社コーワは、横浜市を中心に「不動産売買」「賃貸物件管理」「レンタルオフィス運営」を行っている会社です。

横浜・川崎エリアの底地を買い取ってほしいなら、株式会社コーワを依頼先の候補に加えてみてください。

コーワは地元密着の買取業者で、秘密厳守かつ迅速に底地を買い取ってくれるからです。

メインとする対応エリアは横浜・川崎ですが、「東京23区」「鎌倉・藤沢」「内房」の不動産にも対応しています。

共有持分のみの買取にも応じてくれるので、「相続人間で売るかどうか揉めているが、自分は売りたい」という場合にも使えます。

コーワでは基本的に買取した底地は自社保有するので、転売メインの業者と同時に査定して、比べてみるのもおすすめです。

コーワを確認する

しつこい営業が心配なら「株式会社ディア・エージェンシー」

株式会社ディア・エージェンシーは、東京都渋谷区にある底地・借地権専門の不動産会社です。

「買取業者に相談はしてみたいけど、しつこく営業されるのは心配」という人には、ディア・エージェンシーをおすすめします。

ディア・エージェンシーは「相談は何度でも無料で、しつこい営業はしません」と宣言しているからです。

またスタッフ全員が宅地建物取引士資格をもっているほか、弁護士などの専門家とも連携しているので安心して依頼できます。

底地は買い取ってくれますが、借地権売却は仲介となりますので注意しましょう。

ディア・エージェンシーを確認する

底地権者・借地権者で揉めている土地は「アイティエステート株式会社」

借地権者・底地権者間でトラブルが起こっている借地権・底地について相談したいなら、アイティエステート株式会社をおすすめします。

アイティエステートは「権利関係の問題を抱えている不動産」「関係者間の揉め事がある不動産」を豊富に扱っているからです。

例えば「借地権者が勝手に建物を増改築した」「複数人で相続した底地・借地権」などですね。

対応エリアは一都三県なので、首都圏にある不動産を処分したい人におすすめです。

アイティエステートを確認する

他社で断られた不動産なら「株式会社あすか地所」

他社で断られた借地権・底地をどうしても売りたいなら、株式会社あすか地所がおすすめです。

あすか地所は「一都三県なら、どんな不動産でも買取可能」と謳っているからですね。

また現金化までのスピードが早いのもメリット。

査定は12時間以内に対応してくれますし、自社資金で買い取るため現金化までの期間も最短3日とスピーディーです。

「他社に断られた物件を早く売りたい」という場合は、あすか地所に相談してみてはいかがでしょうか。

あすか地所を確認する

東京エリアで底地の扱いに困っているなら「株式会社住工房エルバ」

東京エリアで底地の扱いに困っているなら、「株式会社住工房エルバ」がおすすめです。

住工房エルバは東京都内の底地買取が豊富で、底地の管理代行にも対応できるからです。

底地の管理代行を利用すると、「地代の値上げ交渉」「地代徴収や遅延時の督促」「更新手続きの代行」などを任せられます。

「自分で管理や借地権者との交渉はできないが、土地を手放すのは惜しい」という場合には、底地管理について相談してみるとよいでしょう。

もちろん「スパっと売ってしまいたい」という人にもおすすめです。

住工房エルバを確認する

狭い底地でも買い取ってくれる「東京都市開発株式会社」

「土地が狭いから売れなさそう」という人には、狭い底地でも買い取ってくれる東京都市開発株式会社をおすすめします。

東京都市開発は大規模底地から狭小地まで、幅広い底地を扱った実績があるからですね。

権利関係が複雑でも現況のまま買い取ってくれるので、「借地権者との関係から解放されたい」という人も安心できます。

他社で断られた底地がある人は、一度東京都市開発に相談してみてはいかがでしょうか。

底地の管理代行もできるので、「底地を保有したまま、管理は任せたい」という人にもおすすめです。

東京都市開発を確認する

関西の底地買取なら「株式会社ジャパンケルモ」

関西エリアで底地買取を依頼したいなら、株式会社ジャパンケルモがおすすめです。

ジャパンケルモは関西エリアでの底地買取実績が豊富で、大阪市内だけで約3万坪の底地処理実績があるからですね。

「共有名義不動産の共有持分のみ」も買取可能です。

またジャパンケルモは、「すぐには転売できなさそうな底地」も、長期的な視点で自社物件として保有します。

そのため他社に断られて悩んでいる人も、一度ジャパンケルモに相談してみましょう。

底地買取後に借地権者のケアもしてくれるので、「変な業者に底地を売ると、借地人さんに悪い影響が出るのでは」と心配している人にもおすすめです。

ジャパンケルモを確認する

関西エリアの借地権・底地の悩みは「新生都市開発株式会社」に相談

関西エリアで借地権・底地の悩みを抱えている人には、新生都市開発株式会社をおすすめします。

借地権についても底地についても、買取だけではない選択肢を提示可能だからです。

例えば底地については「買取や借地権者・第三者への売却」「管理」「賃貸借契約トラブルの解決」などを提案可能。

借地権についても売却のほか、「底地の購入」「契約を更新すべきかどうか」についてのアドバイスができます。

LINEでも問い合わせ可能なので、「借地権・底地について漠然と迷っている状態」という人は、一度新生都市開発株式会社に相談してみてください。

新生都市開発を確認する

借地権・底地権買取業者に高値買取してもらうためのコツ

借地権・底地権を高値で買取してもらうためのコツを4つ紹介します。

  • 複数社の査定額を比較する
  • 賃貸借契約書を用意する
  • 底地を売るときは、まず地代を見直す
  • 底地権者と借地権者が協力し、借地権と底地権を同時売却する

複数社の査定額を比較する

高値で買い取ってもらうコツは、複数社の査定額を比較することです。

査定額は業者により差があるからですね。

底地権の場合ですと、買取業者の査定額相場は更地額の10~15%ですが、やはり業者によって差は出てきます。

借地権・底地の再販・運用のノウハウが豊富な業者ほど、買取金額は高くなりやすいと期待できます。

少なくとも3社ほどの「借地権・底地を専門に扱う業者」に査定を依頼し、金額を比較してみましょう。

賃貸借契約書を用意する

借地権・底地を売るなら、賃貸借契約書を用意しましょう。

賃貸借契約書があると「地代」「更新料」「契約期間」が明確になり、トラブルを防ぎやすくなります。

買取後のトラブル発生リスクが少ないので、査定金額がアップしやすくなるのですね。

もし賃貸借契約書を紛失した場合は、「借地権者・底地権者のどちらかが保管している契約書をコピーさせてもらう」といった方法がとれます。

双方が契約書を紛失している場合は、新たに作り直すこともあります。

賃貸借契約書がなくても売却はできますが、トラブル予防のため契約書を用意しておくのがおすすめです。

底地を売るときは、まず地代を見直す

売却前に「地代を見直す」のも、底地を高値で買い取ってもらうコツとなります。

高い地代収入が見込める底地なら、買い手がつきやすいからです。

具体的には、投資目的の底地取得では、目標利回りは2%~4%程度となります。

現在の地代が目安を下回っているなら、利回り2%~4%になるよう地代を設定しなおすのがおすすめです。

地代を増額する際には、まず借地権者と交渉します。

交渉がまとまらない場合は、簡易裁判所に「地代等増額請求」ができます。

ただし「地代等増額請求」をする場合は、「地価が上昇している」「今の地代が、周辺の相場より安い」「固定資産税が高くなっている」などの根拠が必要です。

地代等増額請求できる条件を満たしているか確認してください。

借地権者と底地権者が協力し、借地権と底地権を同時売却する

借地権者と底地権者が協力し、借地権と底地を同時売却すると、査定金額は高くなります。

そもそも「借地権」と「底地権」は、それぞれ単体では不動産としての価値が低い状態です。

借地権だけ買っても「建物の建替えには底地権者の承諾が必要」などの制限がありますし、底地だけ買っても自分で自由に使えないからですね。

しかし借地権と底地がセットになっていると、不動産としての価値が大幅に上昇します。

そのためセット売りはとてもいい方法に思えますが、借地権者と底地権者の合意が必要なので、どちらかに売る気がない状態だと実現しにくくなります。

また借地権者と底地権者が同時売却に合意しても、売却益の分け方についてトラブルになることも。

トラブルを防ぎスムーズに手続きを進めるためにも、「底地と借地権を同時売却したい」と考えたら、まずは底地・借地権の取り扱い実績が豊富な不動産会社に相談してみましょう。

借地権・底地権買取業者へ依頼するメリット

借地権・底地権買取業者へ依頼するメリット

借地権・底地権買取業者へ依頼するメリットを紹介します。

  • 借地権・底地権を迅速に売却可能
  • 適正価格で売却できる
  • 権利関係が難しい不動産も扱ってくれる
  • 契約不適合責任が免責される
  • 仲介手数料がかからない

借地権・底地権を迅速に売却可能

借地権・底地権は活用方法に制限があることから、売りにくい不動産だとされています。

しかし買取業者に買取を依頼することで、借地権・底地権を迅速に売却可能です。

買取業者が直接購入するため、「借地権者・底地権者間の売却交渉」や「買主探し」が不要になるからですね。

必要とあれば、測量なども業者が手配してくれます。

また引き渡し・決済時に「仲介業者」「買主」と日程調整する手間もありません。

迅速かつ手間なく借地権・底地権を売却したい場合は、買取業者に依頼しましょう。

適正価格で売却できる

借地権・底地権を専門に扱う買取業者に依頼することで、適正価格で借地権・底地権を売却できます。

借地権・底地権の買取実績が豊富な業者なら、借地権・底地権の活用方法を熟知しているため、高値で買い取れるのですね。

反対に借地権・底地権を扱った経験が少ない業者だと、底地を「リスクの大きい土地」「価値が少ない不動産」と捉え、買取金額を下げてしまう可能性があります。

「借地権・底地権をなるべく高く買い取ってほしい」という場合は、専門性の高い業者に査定を依頼しましょう。

権利関係が難しい不動産も扱ってくれる

借地権・底地権を専門に扱う買取業者に依頼すると、権利関係が難しい不動産も引き受けてくれます。

借地権・底地権に強い買取業者は弁護士などの専門家と連携しており、法的問題にも対応できるからですね。

例えば「借地権・底地権の相続人が複数いる」「借地権を売りたいが、底地権者が難色を示している」といったケースにも対応してもらえます。

一般的な不動産会社から「借地権や底地権は扱えない」と言われてしまった人も、諦めずに借地権・底地権を専門的に扱う買取業者をあたってみましょう。

契約不適合責任が免責される

借地権・底地権買取業者を利用する場合には、契約不適合責任が免責されるのも大きなメリットです。

契約不適合責任とは…

契約書に記載のない不具合が見つかった場合に、売主が買主に対して負う責任のこと。買主には「追完請求(補修など)」「代金減額請求」「損害賠償請求」「契約解除」などが認められている。

契約不適合責任は不動産の知識がない個人を守るために定められたものです。

そのため不動産のプロである買取業者に借地権・底地権を売却する場合には、契約不適合責任が免責されるケースが多いのですね。

契約不適合責任が免責されていると、売却後に追完請求や損害賠償請求といったトラブルに巻き込まれることがなくなるので、安心できます。

ただし業者によっては、契約不適合責任を免責にしない契約を結ぶこともあるようです。

「買取業者だから契約不適合責任は自動的に免責」と思わず、担当者に「契約不適合責任が免責となっているか」を確認しておきましょう。

仲介手数料がかからない

買取業者を利用するメリットとしては「仲介手数料がかからない」という点も挙げられます。

仲介手数料は「不動産業者に仲介してもらって、不動産業者以外の個人・法人に売る」ときに発生する手数料だからです。

直接買取業者が借地権・底地権を買い取る場合は、仲介手数料はかかりません。

買取では、不動産売却にかかる諸経費を抑えやすいのがメリットといえます。

ただし売買契約書に貼るための印紙代などはかかりますので注意してください。

借地権・底地権買取業者へ依頼するリスクや注意点

借地権・底地権買取業者へ依頼するリスクや注意点

借地権・底地権買取業者へ依頼する際のリスクや注意点を紹介します。

  • 買取金額が安くなる
  • 買取業者は金額だけで選ばない

買取金額が安くなる

買取業者に依頼するデメリットとしては、買取金額が安くなってしまうことです。

買取金額から「買取にあたって行う調査・交渉」や「活用・再販」にかかるコストが差し引かれるからですね。

例えば底地権を借地権者に売る場合は更地価格の50%程度で売れますが、買取業者に依頼すると査定額は更地価格の10~15%になるのが一般的。

そのため「値段重視で、高く売りたい」という人には、買取業者はおすすめしません。

底地権を値段重視で売るのであれば、借地権者に売るか、仲介での売却を検討してみましょう。

買取業者の利用に向いているのは、「早く手放したい」「トラブルを避けてスムーズに売却したい」と考えている人です。

買取業者は金額だけで選ばない

買取業者選びの注意点としては、「金額だけで選ばない」というポイントがあります。

最初の査定金額は高く出し、のちのち価格の引き下げを交渉してくる悪質な業者もあるからです。

また借地権・底地権に関する知識が浅く、手続きに時間がかかる業者もあります。

業者選びにおいて査定額はとても重要ですが、査定額だけで選んでしまうと後悔するかもしれません。

査定額に「安心感・信頼感」「経験値や対応力」も加味して業者を選びましょう。

借地権・底地権買取業者への買取査定申し込みから売却まで一連の流れ

借地権・底地権買取業者への買取査定申込から売却まで一連の流れ

借地権・底地権買取業者への「買取査定申し込み」から「売却」までの流れについて、「借地権」と「底地権」に分けて紹介します。

借地権買取の流れ

借地権を買取業者に売却する際の流れを紹介します。

  1. 借地権の買取について相談する
  2. 買取業者が底地権者と借地権買取について交渉する
  3. 買取業者が借地権の査定を行う
  4. 買取業者が底地権者と条件交渉を行う
  5. 借地権者と買取業者が売却契約を結び、引き渡し・決済を実施

借地権の買取について相談する

まずは買取業者に、借地権の買取について相談します。

状況や希望を伝え、「借地権の買取が可能なのか」「どのくらいの金額で買い取ってもらえるのか」を確認するためです。

ただし借地権は不動産としての価値が低いと考えられており、一般的な不動産業者では扱ってくれないこともしばしば。

買取を断られ続けると、「もう売れないかも」「どうしたらいいかわからない」と不安だけが募ってしまいます。

スムーズに査定してもらえるように、この記事のおすすめ業者などを参考に、「借地権の買取実績が豊富な業者」に依頼するのがポイントです。

相談する業者を決める際には、公式サイトなどで「借地権の買取実績」「借地権買取を利用した人の口コミ」を調べておきましょう。

買取業者が底地権者と借地権買取について交渉する

借地権者から依頼を受けた買取業者は、底地権者と借地権買取について交渉します。

借地権の売買には、底地権者の承諾が必要だからですね。

借地権買取の交渉は難航することも多いですが、経験豊富なプロであれば、底地権者の不安や疑問点に先回りして、スムーズに交渉できると期待できます。

交渉に借地権者(依頼人)が同席する必要はありませんので、安心してください。

買取業者が借地権の査定を行う

底地権者が借地権の売却について同意したあとで、買取業者が借地権の査定を行います。

借地権者に支払う買取金額を決めるためですね。

現地訪問を行い、正確な査定額を出します。

査定に関しても、基本的に買取業者に任せておけばOKです。

買取業者が底地権者と条件交渉を行う

査定金額が出たあとで、買取業者が底地権者と条件交渉を行います。

借地権の売買に際しては、以下のような条件を決めておく必要があるからです。

底地権者に支払う譲渡承諾料の金額
借地上に建つ建物の建替え有無

上記の交渉についても買取業者と底地権者の間で行われ、借地権者(依頼者)が同席する必要はありません。

借地権者と買取業者が売却契約を結び、引き渡し・決済を実施

譲渡条件が決まったら、借地品と買取業者が「借地権の売買契約」を結び、引き渡しと決済を行います。

買取代金の決済と物件の引き渡しが終われば、買取手続き完了です。

契約に必要な書類や印紙については、買取業者や司法書士から指示があります。

また全体の流れを見ていただくとわかるとおり、入り口である「相談」と出口である「売買契約・引き渡し・決済」以外は、買取業者が進めてくれます。

借地権者が底地権者と交渉する必要はありませんので、安心してください。

底地権買取の流れ

底地権を買取業者に売却する際の流れを紹介します。

  1. 買取業者に底地の査定を申し込む
  2. 買取業者が現地査定し、買取金額を提示する
  3. 売買契約を結び、引き渡しと決済を行う

底地の査定を申し込む

まずは買取業者に底地の査定を申し込みます。

「そもそも底地の買取ができるのか」「どんな条件・金額で買い取ってくれるのか」を知るためです。

まずは3社程度の業者に査定依頼をして、金額を比較しましょう。

査定依頼は電話でもできますし、多くの業者が公式サイトに「査定依頼フォーム」を設けています。

フォーム送信なら時間を選ばず連絡できるので手軽です。

担当者に現地査定してもらう

次に、担当者に現地査定をしてもらいます。

正確な査定金額を提示してもらうためですね。

相談時に底地の情報(所在地など)をもとに査定額を出したうえで、正確に査定するため現地調査する業者が多いです。

ただ土地を見るだけではなく、測量したり役所で権利関係を調べたりすることもあります。

基本的には業者任せなので、依頼者が難しいことを考える必要はありません。

現地査定後、1日~3日ほどで査定結果(金額)を提示してもらえることが多いです。

「査定額」と「対応の良さ」を比較し、依頼する業者を決めましょう。

売買契約を結び、引き渡しと決済を行う

依頼する業者が決まったら、売買契約を結んで引き渡しと決済を行います。

引き渡し・決済が済むと、買取手続きは完了です。

契約に必要な書類の準備や記入については、業者や司法書士から指示があります。

また引き渡し後の登記は、業者と連携している司法書士が進めてくれますので、心配無用です。

なお売買契約から決済までは、一般的に1週間~1ヶ月程度かかります。

「現金化を急いでいる」「引き渡し日の希望がある」などの場合は、引き渡し・決済日の希望を予め買取業者に伝えておくと、配慮してもらえるはずです。

不動産を売却すると確定申告が必要になりますので、翌年の申告期間中に手続きしてください。

借地権・底地権買取業者に関するよくある質問

借地権・底地権買取業者に関するよくある質問

借地権・底地権買取業者に関するよくある質問を紹介します。

底地を売るとき、借地権者の承諾は必要ですか?

結論から言いますと、底地を売るとき、借地権者の承諾は必要ありません。

借地権と底地権は切り離されているからですね。

底地を買取業者に売却しても、借地権者がもつ借地権自体は保護されますし、賃貸借契約の内容も変わりません。

ただし、底地権者が変わることで「急に地代が増額される」といった問題が起こりえるため、借地権者は不安になることも。

また契約書に記載のない「慣例」や「約束」が無効になってしまい、借地権者が困ることもあるでしょう。

借地権者の同意は不要ですが、借地権者に底地の売却について伝え、同意を得ておくのがおすすめです。

底地権を買取業者以外に売却することはできますか?

結論から言いますと、底地権を買取業者以外に売却することはできます。

買取業者ではなく「借地権者」「買取業者以外の第三者」に売っても構わないからです。

もし借地権者に底地を買い取る意向があるなら、借地権者に売ることをおすすめします。

借地権者が底地を買い取る場合、更地価格の50%程度の金額で売却できる可能性があるからです。

買取業者の相場は更地価格の10%~15%程度なので、買取業者に売るよりもかなり高くなります。

また借地権者にとっても、底地を買えば「建物の建替えを自由に行える」「地代の支払いがなくなる」「将来的に土地と建物を一緒に売却できる(売却しやすくなる)」などのメリットがあります。

借地権者に底地の買取を持ちかけるのに適しているタイミングは、以下の通りです。

  • 借地契約の更新時
  • 借地権が相続されたとき

ただし借地権者に底地を買い取ってもらう場合、底地権者から借地権者に提案して交渉しなくてはいけません。

時間も労力もかかりますし、価格交渉でトラブルに発展する可能性もあります。

「借地権者と交渉できる状態ではない」「トラブルが怖い」「借地権者は底地を買う気がない」などの場合は、買取業者の利用がおすすめです。

借地権を買取業者以外に売却することはできますか?

結論から言いますと、借地権を買取業者以外に売却することもできます。

実は借地権を売りたい場合、買取業者ではなく底地権者に買い戻してもらうのが一般的です。

そもそも土地は底地権者のものなので、底地権者が借地権を買い戻すのは自然な流れですね。

ただ借地権については「上にある建物を解体したあと、底地権者に無償で返還するしかない」と思っている人も多いのではないでしょうか。

実際「更地に戻して無償で借地権を返還する」という方法が一般的ではあります。

しかし「地価の高い地域」「底地権者が借地権を買い戻したがっている」などの場合、借地権を有償で買い戻してもらえるケースもあるのです。

ただ有償での買い戻しは交渉のハードルが高く、「底地権者の機嫌を損ねてしまって話がこじれる」などのトラブルになってしまうことも少なくありません。

「底地権者が買い戻しに積極的でない」「底地権者との関係がよくない」といった場合は、借地権専門の買取業者に相談するのがおすすめです。

兄弟みんなで底地を共有しています。自分は底地を売りたいのですが、兄が売却に反対しています。

「税金と地代収入が見合わないから、底地は売ったほうがいい」と考える人もいれば、「先祖代々の土地を手放すのはよくない」と考える人もいますね。

「共有名義となっている底地を売却したいが、どうしても共有者全員の同意が得られない」という場合は、共有持分のみの買取ができる業者を探しましょう。

底地権のうち、自身の持分のみを売却することもできるからですね。

この記事でご紹介したおすすめ業者は、共有持分の買取にも対応しているところが多いです。

「複雑な権利関係」「思うように進まない話し合い」かた解放されたい場合は、共有持分を売ってしまうことをおすすめします。

地方の底地も売却できますか?

地方の底地も売却できます。

「全国どこの底地でも買います」という買取業者もあるからですね。

地方の底地を売りたい場合は、「全国対応の底地買取業者」または「地方が対応エリアに含まれる、地元密着の底地買取業者」を選びましょう。